サンクローバー vol.43|Sun Clover Gallery|小野寺燃料株式会社

長谷川裕恭・作「きみのうた2019」

インスタレーション
素材:ミクストメディア  制作年:2019年  撮影:小牧寿里

Sun Clover Gallery  北海道のアーティストたち
長谷川裕恭・作「きみのうた2019」

 私は作品にはなるべく身近な素材を使用するようにし、特別な設備がなければできないようなものは選ばないようにしています。それは、古代の人々が身近な素材である石や木、動物の骨などを加工して素朴な、しかし力強い物語を立ち上げたように、同じ手つきで石や木、段ボール、紙、空き缶など身近な素材で作品を作り上げていきたいと思っているからです。一番手前に見えるものは空き缶を切り開いたもの、左手前に見えるのは川原で拾った石をハンマーで叩き整えたもの、真ん中に見える人は段ボールを積層して作ったもの、服は折り紙の中でも特別感のある金色を集めたもの。加工されたモノは単独ではまだ作品とは呼べず、モノとモノが作用して初めて作品が立ち上がっていきます。「きみのうた2019」にちりばめられたモノたちが、それぞれに声を発し共鳴し、あなただけに届く「うた」になってくれたら良いなと思います。(長谷川裕恭)

長谷川裕恭(Hasegawa Hiroyasu)

長谷川裕恭 1976年生まれ、江別市在住。北海道美術協会(道展)会員。主な展覧会に、「愛の反対は憎しみではなく無関心である」(JRタワーARTBOX、札幌、2021)、「まなざしのスキップ」(札幌文化芸術交流センターSCARTS、札幌、2019)、「記憶素子―丸山隆と教え子たち展」(本郷新記念札幌彫刻美術館、札幌、2017)、「首展」(アートスペース201、札幌、2016)、「知覚されるアート」(モエレ沼公園ガラスのピラミッド、札幌、2015)、「セブン・ストーリーズ」(本郷新記念札幌彫刻美術館、札幌、2014)、「安住賢一・長谷川裕恭 二人展」(沙流川アート館、平取、2012)、「北海道 立体表現展’10」(北海道立近代美術館、札幌、2010)、「長谷川裕恭個展」(大同ギャラリー、札幌、2008)、「長谷川裕恭個展」(沙流川アート館、平取、2006)など。

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