暮らしにまつわるエトセトラ   札幌の住まいと暮らしの情報誌「Sun Clover」vol.42

限りなく本人に近い声

限りなく本人に近い声  「電話だと声が違う」と言われたことはありませんか? 確かに、自分がふきこんだ留守番電話の録音を聞き返してみると、「なんだか自分じゃないみたい……」と思ってしまいます。実はそれ、大正解。携帯電話の声は、その人の声ではありません。

 固定電話の場合、その人の声を電気の波形に変え、電線で届けています。つまり、原理は糸電話と同じ。受話器から聞こえるのは、間違いなくその人の声です。

 ところが、無線の携帯電話の場合、波形で声を届ける固定電話と違い、ハイブリッド符号化方式という技術を利用しています。これにより、合成音声を使って「限りなく本人に近い声」に変換し、声を届けていたのです。

 この「限りなく本人に近い声」は、数千種類もの声パターンが登録された「コードブック」という"音の辞書"から、本人の声に近い音が選ばれ、相手に届けられています。

 なぜこの技術が使われているのでしょうか。携帯電話の音声をそのまま送受信していると、データが膨大になり、回線がパンクしてしまいます。そこで、容量の軽い合成音声が採用されたのです。

 今後、誰かと携帯電話で話すときは、ぜひ相手の声をよく聞いてみてください。その声は、実は合成音声なのです!

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