小野寺燃料

札幌の住まいと暮らしの情報誌「Sun Clover」vol.25
~暮らしにまつわるエトセトラ 20~

絵文字先進国、ニッポン!

 日本が〝絵文字先進国〟であることをご存じですか? 絵文字は、パソコンや携帯電話でメールを送るときなどに、文章と一緒に使用する絵や記号です。単調になってしまいがちな文章に、喜びや怒り、悲しみなどの感情を添えるツールとして、広く親しまれています。

 日本では1990年代から、携帯電話の普及とともに広く使用されるようになった絵文字ですが、海外ではシンプルなものしか使われていませんでした。今では世界中に広がり、「Karaoke(カラオケ)」、「Kawaii(カワイイ)」のように、「Emoji(絵文字)」は海外でも通じる日本の文化となっているのです。

 また駅や空港などの公共施設でよく見かける絵文字に、ピクトグラムがあります。言葉を使わずシンプルな絵や図で情報や注意を表すものです。おなじみのトイレの男女マークは1970年(大阪万博)から普及し、非常口の逃げる人型は1982年に公募デザインから生まれました。

 日本で最初にピクトグラムが開発されたのは、1964年の東京オリンピックがきっかけです。日本を訪れる世界中の人々に対し、言語の壁を越えてわかりやすく情報を伝えることを考慮し、勝見勝氏をはじめとするデザイナーたちによって生み出されました。その後、「社会に還元すべき」との考えから、デザイナーたちは著作権を放棄。それにより世界中に広まり、日本のピクトグラムは高い評価を得たのです。

 そして今、2020年の東京オリンピックに向け、外国人が意味を取り違える可能性のあるピクトグラムの変更や、新たな追加が検討されています。

 絵文字先進国の日本が、これからどんなピクトグラムをつくり、どのように世界に広がっていくのか、ぜひ注目したいところです。

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