駅から散歩   札幌の住まいと暮らしの情報誌「Sun Clover」vol.39

JR函館本線 野幌駅

北海道開拓を支えた町

10年前に高架駅になった野幌駅。野幌の地名はアイヌ語のヌポロペツ(野中の川の意)に由来するそうです。1889年(明治22年)に開設された野幌駅は、かつては夕張炭鉱への輸送拠点であり、煉瓦(れんが)輸送の出荷基地でもありました。

野幌グリーンモールのモニュメント「タイムベル」

野幌グリーンモールのモニュメント「タイムベル」

北海道庁や小樽運河の倉庫、牧場のサイロなど、北海道の美しい風景に煉瓦はとても似合います。耐久性に優れた煉瓦の建築物は、文明開化とともに日本に普及しましたが、とりわけ欧米の技術導入で開拓を進めた北海道では数多く建設されました。その煉瓦需要を支えた生産地の一つが、江別・野幌エリアだったのです。

1885年(明治18年)に屯田兵村が設けられた野幌周辺は、洪積層台地の野幌丘陵上にあります。この丘陵の地質は泥炭で、水はけが悪く作物の栽培には適さない土地でした。しかし、この泥炭層から採取される粘土は煉瓦の原料となり、札幌や小樽など需要地に近いことから、煉瓦、土管、陶器を製造する窯業が栄えていくことになりました。

45年前までは野幌駅を起点に、栗山を経由して夕張まで、石炭輸送を主力とした夕張鉄道が走っていました。夕鉄バスの前身です。

 クリックで拡大

美園駅周辺地図

 クリックで拡大

駅から散歩コース

(散歩コース取材・イラスト/青い海)

この地区をご紹介する斉藤です

この地区をご紹介する斉藤です 昔から煉瓦の町として栄えてきた江別市。今は「麦の里えべつ」として、あの幻の小麦「はるゆたか」の主産地でもあります。

そのためなのか、この町にはパン屋さんが多く、街を散策したらあなた好みのお店が見つかるかもしれませんよ。

>> 駅から散歩 過去の記事一覧へ
>> Sun Clover トップページへ

▲ページトップへ