サンクローバー vol.47|健康と平和|小野寺燃料株式会社

札幌の住まいと暮らしの情報誌「Sun Clover 健康と平和」

健康と平和~巷の健康法を調べてみる~
【第36回】 ベッドで煙草を吸わないで

 多くの人は政治家は絶対にうそをついてはいけないと思っている。そして多くの人が、政治家は確実にうそをつくと思っている。昔「うそ」でデビューした歌手が、76歳でめでたく参議院議員に当選した。6年間務めると82歳だ。高齢化社会の星としての活躍が期待されている。

 その方の2曲目は「うすなさけ」でB面は「うらぎり」、その次は「理由(わけ)」でB面は「ゆめ」。うそ・うすなさけ・うらぎり・わけ・ゆめ。1975年、当時29歳のその方は、いずれ政界に進出するつもりだったのだろうか。

 彼は折れたタバコの吸殻であなたのうそが分かると歌っていたから、きっと愛煙家だろうと思っていたが、調べてみたら禁煙したらしい。60歳過ぎまでは1日60本以上タバコを吸っているチェーンスモーカーだったが、喉の調子がどうもよくないというので決意してタバコをやめたという。喉を大事にしたからこそ、公約も有権者に届いたのだろう。何を公約にしていたか知らないけど。

 チェーンスモーカーも禁煙すると煙に弱くなる。それは15年以上前に禁煙した自分の経験からもわかる。10年先に禁煙していた妻が、隣でタバコを吸うと大袈裟に煙を払ったのは、嫌がらせではなかったのだと自分の禁煙後に理解した。歌手兼参議院議員のその方も同じだったようで、禁煙8年目の71歳の時にリリースした曲は「煙が目にしみる」。

 自分の愛煙家時代を振り返って不思議に思うのは、当時は煙や火に対してずいぶん鈍感だったということだ。書類が散乱するデスクの上に吸殻が積みあがった灰皿を置いて平気でいた。

 大人になってからも愛読した漫画家・横山光輝も相当な愛煙家だった。横山は69歳の時、自宅の火事で逃げ遅れて亡くなった。寝タバコの不始末が原因と言われている。鉄人28号も魔法使いサリーも諸葛孔明も助けに来なかった。

 政治家ではないので、転向した後でかつての同志=愛煙家たちを悪く言うつもりはない。寝タバコにはくれぐれも気を付けてほしいと願うばかりだ。

せめて寝タバコはやめよう

 火災原因のトップは「タバコの不始末」で、そのうちの多くは寝たばこに起因しています。
 火の始末をちゃんとしていても、寝る直前のタバコはタバコの害を強めます。タバコに含まれる発がん性物質などは主に排便や排尿、汗などで体外に排出されますが、睡眠前に吸うと寝ている間は排出できず、長時間体内に取り込んでしまうことになります。またニコチンの覚醒作用が睡眠の質を落としていることも知っておきましょう。
 禁煙、節煙を考えている喫煙者は、寝タバコをやめ、寝る前のタバコを控えることからはじめてはいかが。

中川順一

諏訪書房代表、ライター。1960年生まれのメタボ中年。

※このコラムは特定の健康法やダイエットを推奨あるいは否定するものではありません。

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