小野寺燃料

札幌の住まいと暮らしの情報誌「Sun Clover」vol.33
健康と平和~巷の健康法を調べてみる~【第22回】

保険外

 介護の現場は人手不足だという。大変な仕事だから人が集まらず、始終求人をしている。そのせいか、周囲の中年女性でも介護の仕事をしている人は多い。だが、続けるには大変な仕事のようだ。

 それほど金を遣う客ではなかったが、なぜか気が合って閉店後も交流がある元銀座のママさんは、今は介護関係の仕事をしている。以前、会社帰りに毎晩のように寄っていた近所のスナックのママも、店を閉めて介護ヘルパーをしている。そういえば新宿の小料理屋のママも、閉店後、ヘルパーの資格試験を受けるとハガキをもらったっけ。  彼女たちはどうして、次の仕事に介護を選択するのだろうか。妻にそう聞いたら、「前の仕事だって、介護みたいなものじゃない」と言っていた。

 そのことを別の飲み屋でママに話したら、中年の常連が横から「じゃあママ、いまのうちに俺のオシメを替える練習をして」と言った。セクハラ発言で辞任した財務官僚が言っていた「飲み屋での言葉遊び」というのは、こういうことか。こんなオヤジは、身体拘束の練習台になってもらえばいい。


 水商売と介護の類似性は不明だが、クラブやスナックの閉店理由が高齢化である場合は多い。ベテランのママに話し相手になってもらうのも悪くはないが、従業員全体が高齢化しているクラブは常連客にとっては深刻な問題だ。だが、馴染みの店だとなかなか改善要請を言い出せない。以前、カラオケで「ママの歌だよ」と言って『兄弟船』を歌って出禁になりそうになったことがある。♪型は古いがシケには強い♪

 一方、店にとって深刻なのは常連客の高齢化だ。近年、どこの会社もそう簡単に交際費を使えなくなっているが、それに加えて、交際費でクラブを覚えた世代もリタイアすれば店に寄ることがなくなる。退職後も律儀に顔を出してくれるお客も、若いときほど飲まなくなる。

 店にとって長居をしない客は助かるが、カラオケとウーロン茶だけの客ばかりでは、女の子の給料は払えない。チャージを高くしても来店回数が少なければ売り上げは伸びない。

 どうすればよいか。いっそのこと、店の方からお年寄りの家に行ってはどうか。飲み屋に行くのではなく、飲み屋が来るのである。銀座もススキノも、向こうから来るから便利だ。明朗会計、一見さんお断り。

 キープボトルとウーロン茶とチャームとカラオケセットを持って、ホステスさんがお年寄りの家に来る。訪問介護。ホストチームも作ったらいい。

中川順一
諏訪書房代表、ライター。小野寺燃料非常勤取締役。
1960 年生まれのメタボ中年。

カラオケ健康法

 免疫力向上にはストレス解消が大切。そのためにカラオケをするという人も多いでしょう。好きな歌を気持ちよく歌うことで脳の中の快楽物質・ドーパミンの分泌が促進され、モヤモヤや嫌な気分も吹っ飛ぶということ。ここで大切なのは「気持ちよく歌う」ことで、他人の評価は気にしないことにしましょう。
 歌うことで唾液の分泌は増えますが、リラックス状態で副交感神経が優位なときは唾液の量も多いそうです。その他、歌うときに顔の表情筋が動くこと、言葉を認識する左脳と音楽を楽しむ右脳が同時に働くことなど、カラオケはボケ防止やアンチエイジングに最適という説もあります。
 ただし、声帯は出血しやすいので歌い過ぎは禁物。そして、みんなでカラオケに行ったときにマイクを独り占めにしていると、友達を失うので注意が必要です。
※このコラムは特定の健康法やダイエットを推奨あるいは否定するものではありません。