サンクローバー vol.20|健康と平和|小野寺燃料株式会社

札幌の住まいと暮らしの情報誌「Sun Clover 健康と平和」

健康と平和~巷の健康法を調べてみる~
【第9回】 歯医者を訪ねて三千里

 歯を磨いてから寝なさいと母親や加藤茶に言われて育ったから、言われなければ歯磨きを忘れるようになってしまった。いまは妻に言われるから磨く。

 歯磨きしてリビングに戻ると、妻が「本当に磨いたの」と聞いてくる。子どもじゃあるまいしそんなことで嘘をつくかと言ったら、「せめて口の中ぐらいきれいにして」と言う。「せめて」ってなんだよ。
 子どもの頃から歯医者には何度も通った。大人になってからも、虫歯、親知らず、インプラントで随分と金を払った。そして、いくつもの歯医者に通った。歯医者は嫌いだ。だが、どこかに大好きな歯医者がいるのではないか、そう思い探し続けたのだ。私の口を通り過ぎていった先生たち……。  高校生のとき、友達に紹介されて都心の若い女先生ときれいな助手ばかりの歯医者に行った。大企業の重役だったその友達のお父さんが通っているところ。胸を押し付けながら治療してくれるので、男子高校生にとっては結構な麻酔だった。だが、いつもオヤジでいっぱいでなかなか予約が取れなかったし、何よりも受験勉強の敵だったのでやめた。

 大学院に進んだ先輩に「歯医者の助手ってなんで美人ばかりなんだろう」と聞いたら、「みんなマスクをしているからだ」と教えてくれた。なるほど、この人は将来立派な博士になるだろうと思ったが、その後、先輩が学問的に成功したどうかは不明だ。

 ある日、以前の歯医者で治療した歯がグラグラするので、スタッフが通っている近所の歯医者に行ってみた。僕より若い医者で、その奥さんらしき人とどちらかのお母さんらしき人が交代で助手をしている。ここがよかった。助手は受付ではマスクを外す。予約は必ず取れ、待ち時間はなく、治療はていねいだが毎回30分。三千里も歩いたのに、求めていたものは事務所から30メートル先の雑居ビルにあったのだ。

 歯のぐらつきは歯と歯茎の問題。改善策は歯磨きの励行だが、定期チェックで歯の掃除も必要。不具合には早目に対処すれば痛い目にあわず金もかからない。ということで、以来、毎月1回、定期検査に行っている。

 認めたくはないがそれほどいい男ではなく、背は低く腹が出ている中年は、最近はすぐに汗をかき、もともとの近眼に老眼が加わり間抜けにメガネの上げ下げをしている。このような状況下、せめて口の中だけはきれいにしておきたいと思う今日この頃である。

30回噛むダイエットってなあに?

 よく噛んで食べることは消化に良いだけでなく、ダイエットにもつながるのだそうです。噛む回数を増やすと唾液の分泌が良くなり、血糖値が上昇、早く満腹中枢が刺激されます。唾液の消化酵素(アミラーゼ)が食べ物を「糖」に分解し、それが血液に吸収されるからとのこと。噛む回数の目安は30回。回数を多くすることで「ゆっくり食べる」ことも促します。早食いは脳の満腹指令とタイムラグが生じるので、ゆっくり食べて食べ過ぎを防ぎます。
 食べる行為は、それだけで脂肪を燃焼させ、代謝を促進させます。しっかり噛んでゆっくり食べるお食事タイムは、身体にはちょっとしたスポーツタイムになるわけです。
 よく噛むことは顔の筋肉を鍛えるので、小顔効果も得られます。さらに唾液成分には美容成分や若返りホルモンもあるそうですから、噛んで噛んで噛みまくりたいところ。そのためにも、歯と歯茎の健康にも気をつけたいものです。

中川順一

諏訪書房代表、ライター。小野寺燃料非常勤取締役。1960年生まれのメタボ中年。

※このコラムは特定の健康法やダイエットを推奨あるいは否定するものではありません。

 健康と平和 過去の記事一覧へ
 最新号トップページへ