SunClover48号
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3 脱衣所寝室居間冬季室温18.5℃以上(強く勧告) (小児・高齢者にはもっと暖かく) 新築・改修時の断熱(条件付き勧告) ○住まいの暑さ対策(条件付き勧告) ○住まいの安全対策(強く勧告) ○住まいの障害者対策 資料出典:一般社団法人日本サステナブル協会、公益財団法人長寿科学振興財団 寒い室内は風邪をひきやすい、温度差があるとヒートショックを起こしやすい、暑い室内は熱中症の危険がある、結露がアレルギーなどの原因となる……などなど、住宅環境が健康に及ぼす影響は少なくありません。断熱性能を高めた省エネ住宅は、そんな危険性を減らすことが期待できます。省エネの効果が断熱を高めるということを知っておきましょう。WHOの勧告の概要 ○住まいの過密対策(強く勧告) ○ 住まいの寒さと断熱対策 いくつかの勧告を発表しました。  日本では2014年度から国土交通省と厚生労働省が連携し、スマートウェルネス住宅等推進調査事業に取り組んでいます。この調査は省エネリフォームを実施した居住者を対象としており、さまざまな結果が得られつつあります。今回はそのなかから、室温の変化と健康への影響に注目してみました。  在宅中の居間の平均気温は温暖地ほど低い傾向にあり、北海道19.8℃、東京都17.1℃、愛知県16.4℃、香川県13.1℃、鹿児島県16.3℃などでした(札幌市では、冬季の暖房設定温度20℃を推奨しています)。室温18.5℃以上を実現する省エネ住宅  世界保健機関(WHO)は2018年の「住宅と健康ガイドライン」で数字でみる省エネと同時に断熱も健康への影響

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