SunClover48号
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本と映画回の「暮らしにまつわるエトセトラ」では、お茶の違いについてご紹介しました。今回はそれに続いて、コーヒーのお話です。クロワッサンやサンドイッチの    前  入れる人も多いと思います。でも、お供にしたいコーヒーですが、ブラックは苦手だからと、ミルクをカフェオレ、カフェラテ、カプチーノとさまざまな種類があり、迷ってしまいますよね。カフェオレは、もとはフランス語で、「レ」がミルクを指します。浅煎りのドリップコーヒーを使い、コーヒーと鍋で温めたミルクの比率が1:1とされています。一方、カフェラテの語源はイタリア語。「ラテ」がミルクを指しています。こちらは深煎りのエスプレッソ(専用の器具で圧力をかけて抽出したコーヒー)を使い、蒸気で温めたミルクとの比率が1:4とされています。カプチーノもエスプレッソとミルクでつくりますが、蒸気で温めたミルクと泡立てたミルクの両方を使用し、その割合は1:1:1になります。このように、ドリップコーヒーとエスプレッソ、ミルクの温め方、割合などに違いがあるのですね。ややこしいですが、言ってしまえば全部「コーヒー牛乳」。気負わずに、好きな味を楽しみましょう!くらし すまい たてもの ある日、いきなり世界が激変した。上空に現れた異次元の存在“未知なるもの”は、有害生物プーニーを呼び寄せ、心身ともに人々を狂わせていった。人類はやがてそれぞれの立場から、この危機に立ち向かっていく決意をする。▲ココに注目!………………………………… 前代未聞のストーリーと斬新な設定に引き込まれる作品。当たり前に過ごしていた日常ががらりと変わり、やがてそれが当たり前となる……という流れは、現在のコロナ禍にも通じるものがあります。 浮浪者のスタン・カーライルは、流れ着いた見世物小屋で働きながら食いつなぐ日々を送っていた。やがて彼は読心術の手法を手に入れ、独立。富裕層を相手にショーを開催し、金や名声を得てのし上がっていくが……。▲ココに注目!………………………………… 浮浪者だった主人公が成功し、金儲けに囚われていく姿を描いた本作。サーカス小屋、高級ホテル、富豪の豪邸と、どこか怪しくも美しい建物が多く登場します。主人公が最後にたどる運命は必見です。から見る人にとって欠かすことのできない「くらし・すまい・たてもの」を通じて、本や映画を紹介します。滅びの園恒川光太郎角川文庫参考価格:792円(税込)ナイトメア・アリー監督:ギレルモ・デル・トロ出演:ブラッドリー・クーパー参考価格:3,671円(税込)BOOKSMOVIES16暮らしにまつわる エトセトラ好きなコーヒー牛乳はどれ?

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