SunClover45号
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美女とJAZZCISUM19※紹介したCDを抽選でプレゼントいたします。さらに、「Mr.Vee JayのJAZZナビ」をまとめた1冊『Mr.Vee JayのJAZZ雑記帳』が発行されました! ご希望の方は、p.17をご覧ください。『INTRODUCING』LETIZIA GAMBI検索すると、「知覚・感覚・情感を刺激して内的快感をひきおこすもの」とある。夜空に輝く満天の星だったり、水を用いずに岩や砂で山水を表現した枯山水だったり、スペインのカタルーニャ音楽堂のステンドグラスなどは、知覚と感覚に属する美しさだと思う。また、マリリン・モンローとオードリー・ヘップバーンでは対照的だが、二人とも感覚と情感を刺激される美女だと思う。自分的には華奢で可憐なオードリー・ヘップバーンが好きで部屋にポスターを掛けてある。ヘップバーンは、永遠の淑女であり守ってあげなければ何をしでかすかわからない、可愛い妹のような存在だ(そんな妹は私にはいないが)。 ヘップバーンはバレリーナを目指すが、高身長のため断念する。しかし、百貨店の広告モデルに起用され、ミュージカルに出演しショービジネス界で注目を集めるように。映画『ローマの休日』ではアカデミー賞主演女優賞を受賞。世界のトップスター入りを果たす。『ローマの休日』で新聞記者役のグレゴリー・ペックは、撮影所で無名のヘップバーンがスターになることを予測して、彼女を自分と同等に扱うように伝えていたというから唯一無二の輝きがその頃からあったのだろう。 私は美女とは縁遠く、もしそのような存在が身近にあったとしたら、緊張して思うように会話もできないだろう。しかし、男としては麗しい女性を見るとアドレナリンやドーパミンが分泌され幸せな気分になる。 今回紹介したいアルバムはイタリア、ナポリ出身の美人歌手Letizia Gambiのデビュー作だ。まずアルバムジャケットのエキゾチックで少しミステリアスな雰囲気に惹きつけられた。そして共演者のクレジットを見て驚いた。そこにはチック・コリア、ロン・カーター、ガドー・バルビエリとある。チック・コリアとロン・カーターが伴奏者になっていることが凄いし、あのガドー・バルビエリが入っているので興味が湧いて即買いしてしまった。「Secret Tears」(人知れぬ涙)はピアノがアントニオ・ファラオ。イタリアを代表するオペラで哀愁を帯びた曲になっている。「Appocundria」は同じイタリア出身のシンガーPino Danieleの曲でチック・コリアがスパニッシュな雰囲気に一役買っている。プリンスの「The Question of U」はメロウなロックの曲をガドー・バルビエリの泣きのサックスとレニー・ホワイトのアレンジでLetizia Gambiの世界に引き込まれる。今宵はイタリアのスパークリングワイン「マルティーニ」でも飲んで楽しんでください。北海道在住のJAZZ愛好家の「美」をウィキペディアでMr.Vee JayJAZZナビ

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