小野寺燃料

札幌の住まいと暮らしの情報誌「Sun Clover」vol.27
これからを生きるための 終活

その2 終活の必要性

70歳を過ぎた元上司は、「自分は何がしたかったのかもう一度考え直してみる」ために「終活」を始めたと言います。それを聞いた40 代の元部下は…。

子供や周囲に迷惑をかけたくないが自分はどうあるべきかを考えることになる

元部下
 
部長のように終活を始める人は多いんですか。
元上司
 
増えているみたいだよ。あちこちでセミナーもやってるし。
元部下
 
どんなところがセミナーを主催するんですか。
元上司
 
葬儀社、墓石会社、霊園。
元部下
 
やっぱし。
元上司
 
地域生協やイオンのようなショッピングセンター、自治体や新聞社主催というのもある。もともと「終活」って言葉は、『週刊朝日』で2009年に始まった連載で広まるようになっ たらしい。あの頃から、エンディングノートや終活本が売られるようになった。団塊の世代が65歳になった頃だ。
元部下
 
65歳で葬式の準備は早いでしょう。
元上司
 
まだその世代は長生きの親の面倒を見たり、看取ったばかりという感じかな。私の場合、父は早く亡くなったが母は私が65歳の時に逝った。認知症が進んで少し大変だったが、自分の時はどうしようと考えた。そう思う人が増えたんじゃないか。
元部下
 
お母様の面倒は誰が見たんですか。
元上司
 
一つ上の兄がいてね。同居していたから任せていた。施設に入っている間も義姉がよくやってくれた。私の場合、子供は一人だし、離れて暮らしているから迷惑はかけたくない。
元部下
 
僕も一人っ子ですから、親が認知症になったりしたら大変です。
元上司
 
ご両親は元気なの。いくつ?
元部下
 
お陰様で元気です。父は部長より少し上で75歳の年寄り、母は73 歳の年寄りです。
元上司
 
年寄りの前で年寄りと言うのはやめなさい。70代ならまだまだお元気でしょう。元気で頭がしっかりしているうちに、財産のことやお葬式やお墓のことを聞いておかないと、イザというとき大変ですよ。
元部下
 
確かに。でも、僕から葬式はどんなふうに出すか、貯金はいくらあるのか、遺書を書いておいてくれなんて言えません。
元上司
 
遺書じゃない、遺言。そうだろ、子供からは言えないだろ。ましてや、子供が5人も10人もいた昔と違い、今は一人っ子もふつう。子供のない夫婦や身寄りのない独居老人も増える中で、子供や世間に面倒や迷惑をかけたくないということで、終活に関心を持つ人が年々増えていくわけだ。
元部下
 
親には元気で長生きしてもらいたいけれど、万一の場合や自分で自分のことができなくなった時の準備は、ちゃんとやっておいてもらいたいですね。
元上司
 
そうだろ。認知症の心配もあるけど、介護や延命治療、葬儀のやり方についても、あらかじめ自分の意志をしっかり書いておいてくれれば、子供も周囲も判断の材料になる。
元部下
 
自分の葬式のやり方を決めているんですか。
元上司
 
それはまだだけど、自分にふさわしい葬式はどんな感じかは考えるようにしているよ。子供に迷惑をかけないということが、自分はどういう人間で、これからどうありたいかを考えることになる。そこが終活で一番大切で、面白いことだと私は思っている。



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