小野寺燃料

札幌の住まいと暮らしの情報誌「Sun Clover」vol.26
これからを生きるための 終活

その1 終活の動機

元上司と元部下が久しぶりに再会しました。元上司は「終活」を始めたとのこと。元上司が考える「終活」とは、どんなことなのでしょうか。

自分は何がしたかったのか もう一度考え直してみる

元部下
 
部長、お元気そうですね。いま、何をされているんですか。
元上司
 
シューカツしている。
元部下
 
子会社の役員になっていたんじゃ……。
元上司
 
あれは70歳までだから去年で終わり。
元部下
 
じゃあまだ働く気ですか。退職金だって、タンマリもらったんじゃないですか。
元上司
 
タンマリってほどじゃないよ。でも、その就活じゃないよ。終わりって書く方の終活。
元部下
 
そんなこと。71歳ならまだまだお若いのだから、死ぬなんて考えないでください。
元上司
 
嫌なことを言うなよ。死ぬから考えたんじゃなくて、これから先の20年、30年、元気に生きていくためにどうするかを考えるために終活するんだよ。
元部下
 
30年って、101歳ですよ。そんなに生きるんですか。
元上司
 
そうだよ。悪いか。
元部下
 
いえ、悪くありません。ぜひ長生きしてください。
元上司
 
だいたいお前さん、終活って何か知ってるのかい。
元部下
 
遺書を書いたり、お墓を選んだり、お葬式の予算や呼ぶ人を決めたり……。
元上司
 
遺書じゃないよ、遺言だろ。亡くなった後に相続争いがないように、財産の状態や分け方について本人の意思を伝えておくことも終活では大事だ。
元部下
 
遺書と遺言って、違うんですか。遺書には「これから死ぬぞ」感がありますけど。
元上司
 
遺書には法的効力はないということが大きな違い。自殺者の遺書は、たいてい感謝や恨み、願いなど感情的な言葉が多い。それは死を前にして書くから。でも遺言は別に死が迫っていなくても書くし、むしろ頭がボケないうちに書いておいた方がいい。冷静に、資産をどう分けていくか、保全していくべきかを書けるわけだ。
元部下
 
ボケないうちに身辺整理したり、段取りを決めておくのが、終活ってわけですか。
元上司
 
そういう死んだ後のためのことも終活だけど、これから先、生きていくためにやっておくことも、終活にはたくさんある。
元部下
 
これから先のため?
元上司
 
例えば、遺言を書くには財産の棚卸をしなければならない。そして、今すぐ死ぬわけじゃないから、この資産をどう使っていくか、残していくかを考えなければならない。それも終活。
元部下
 
確かに。これから30年も生きたら、タンマリの退職金もなくなっちゃいますからね。
元上司
 
タンマリじゃない。何に金がかかるかという想定だけでなく、何に金を使っていくのかも考えたい。自分が稼いだお金だから、子供たちに残すだけでなく、自分のためにも使いたい。さぁこれから何をしようかと計画すること、将来設計することも終活なんだ。
元部下
 
で、何をしたいんですか。
元上司
 
なんだろうか。
元部下
 
もったいぶらないで教えてくださいよ。
元上司
 
もったいぶってなんかないよ。まだ、よくわからない。だから終活中なんだよ。まず、いまの金のことを考える。金のことばかり考えるとやりたいこと範囲が狭まるから、それとは別に、自分は何がしたかったのかをもう一度考え直してみている。
元部下
 
で、やりたくてもできなかったことを、やってみるんですね。何がやりたかったんですか。
元上司
 
ずっと会社人間できたからね、忘れちゃったこともあるなって、気付いたんだよ。
元部下
 
それが終活の動機なんですね。



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