小野寺燃料

札幌の住まいと暮らしの情報誌「Sun Clover」vol.29
~暮らしにまつわるエトセトラ 24~

衣替えは年に何回?

 日本の珍しい名字のひとつに「四月一日」さんがあります。さて、何と読むでしょうか? 今回のテーマ「衣替え」に関係しています。

 日本の季節は4つ。だからといって、年に4回きっちりと衣替えをする人は少ないと思います。とくに春や秋などは、薄い上着を羽織ったり、脱いだりして臨機応変に調節することも多いのではないでしょうか。

 日本で衣替えという言葉が生まれたのは平安時代で、年2回の宮中行事でした。もともと「更衣」と呼ばれていましたが、同じ呼び名の女官の職名があったことから、衣替えというようになります。

 江戸時代になると、年4回の衣替えを幕府が公式に定めます。旧暦4月1日から5月4日が袷(あわせ)、5月5日から8月末日が帷子(かたびら)、9月1日から9月8日がまた袷、そして9月9日から3月末日までが綿入れです。そう、4月1日になると綿を抜く、そのため「四月一日」は「わたぬき」と読みます。

 明治時代には、役人や軍人の制服が洋服となり、新暦での衣替えになります。6月1日から9月30日を夏服、10月1日から5月31日が冬服と、現在多くの官公庁や企業、学校で行われている衣替えと同じサイクルになります。北海道では半月ほどずらすことが多いですね。

 時代に沿って変化してきた衣替えですが、最近は省エネの観点から、クールビズやウォームビズも定着しつつあります。2012年に環境省が打ち出したスーパークールビズのガイドラインによると、ポロシャツやアロハシャツ、スニーカーもオッケーなんだとか。〝TPOに応じた節度ある着用に限り〟、Tシャツやジーパン、サンダルも可となっています。

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