小野寺燃料

リフォームの目的をはっきりさせよう

衣食住と健康

 服は季節に合わせ、年を経れば背丈や体形に 合わせて選びます。季節や身体にマッチしない服 装で過ごせば、体調にも影響します。また、人 は流行などに応じて新しい服を選びます。決し て高価な服を選ばなくとも、健康で快適に日々 を過ごすためには、清潔で気分のよい衣類を身 に着けることも大切です。
 食事も旬のモノを選び、年齢や体調に合わせ て適切な食べ方をすることが大事。美味しいも のを楽しく食べるということも、健康な食の基本 です。
 では、住まいはどうでしょうか。季節に合わせ て住み替えをするのは、ふつうの人ではちょっと 大変です。でも、年齢や家族構成など環境が変 化すれば、暮らし方・住まい方も変わりますから、 それに応じた住まいが求められます。
 住宅はそう簡単に変えられない。でも、修繕や、 機器・設備の交換、そしてリフォームは、快適 に暮らすためには不可欠です。ストレスのない住 まいこそが、健康に暮らす第一条件です。

リフォームの「目的」をしっかり決めよう

快適に暮らすためにリフォームをするのに、そ のリフォームに失敗し、ストレスが増えてしまっ ては何もなりません。また、リフォームは決して 安い買い物ではありませんから、慎重の上にも慎 重を期したいものです。  リフォームで失敗しないためには、まず、どう いう理由で、何をリフォームするのか⁝⁝目的を しっかりさせることが大切です。目的を達するた めに何を重点化するべきか、優先すべき設備や設 計、適切な費用などを検討するとともに、その視 点から提案やアドバイスをしてくれる業者を選び ましょう。

暮らし方から真の「目的」がわかる

 例えば、旦那さんが仕事をリタイアしたご夫婦 が「台所が古くなったから直そうと思った」とし ます。その場合、古くなって何が不便になったの か、問題と改善したい点をピックアップしてみま す。コンロや流しが新しくなれば気分もよく、便 利になるかもしれません。でも、便利になっても、 お子さんの独立などで昔ほど炊事に時間をとられ なくなり、奥様も家事労働からの解放を願ってい るとしたら、台所スペースは趣味やくつろぎ感を 重視し、動線や設備の機能もそれに応じて検討 すべきです。この場合、リフォームの目的は、「台 所を新しくすること」ではなく、「楽しい老後を 過ごすため」となります。
 このご夫婦の場合、厨房設備機器をあれこれ考えるよりも、 リビングとキッチンの一体化 など、ご夫婦二人の老後の生活空間の一つとして、 より過ごしやすいリビングダイニングを設計する ことが優先です。
 最新のシステムキッチンよりも、リビングダイ ニングのテーブルやイスにお金をかけるという結 論があってもいいのです。 

設備メンテのタイミングを知ろう

「直し」の目安を知ればおトク

 リフォームをするきっかけ(動機)には、一般に、 大きく2つがあります。住宅が傷んだり、汚れた りしてきたから「直したい」と、住宅をもっと「住 みよくしたい」です。
 そして「直したい」リフォームを上手に行うた めには、ずっと以前から計画を立てておくことが 大切です。「直す」状態が来る時期を予測し、手 を打っておくということです。
 では「直したい」の時期の目安を知りましょう。あってもいいのです。 

日頃のメンテで不要に修繕工事を減らす

 リフォームする部位は、当然ながら、傷んだり 汚れたりした場所や、家族数が変化して手狭(あ るいは過大)になったところが多いようです。具 体的には、まず浴室とキッチン。次いで、トイレ、 居間などの順となっています。
 住宅と設備は、完成した直後から経年劣化がは じまります。材質や使い方などによって、その耐 用年数は違ってきます。直す時期を予測するだけ でなく、その時期が先に延びるようしておくこと も、不要な修繕やリフォーム工事を減らすことが できます。適切にメンテナンスをしていくと、結果 として快適、しかもおトクに利用できるのです。


 「そろそろリフォームを」と考えていると きに、ピンポンと玄関チャイムが鳴り、リ フォームの訪問セールスがやって来る…と いうこともあります。でも、リフォームや点 検などの訪問セールスでは、多くのトラブル が報告されていますのでご契約は慎重に。